つんく♂作詞・作曲の新曲「小さな手」がリリース決定、11年ぶりに “クミコ&井上芳雄”が実現
つんく♂作詞・作曲の新曲「小さな手」がリリース決定、11年ぶりに “クミコ&井上芳雄”が実現

 つんく♂作詞・作曲の新曲「小さな手」を収録した“クミコ&井上芳雄”のデュエット・シングル『小さな手/きずな』が、6月24日にリリースされることが発表された。CD発売に先駆け、井上芳雄のデビュー20周年記念日である6月6日には先行配信も予定されている。

 11年ぶりに“クミコ&井上芳雄”としてリリースすることになった新曲「小さな手」は、声帯摘出の手術から5年が経ち、現在元気に創作活動を続けているつんく♂が新たなチャレンジとして取り組んでいる絵本制作から始まった(双葉社より6月出版予定)。自らの家族との体験を元にした、母と子の切なくも心温まるストーリーであるこの絵本の世界観を音楽でも表現し、より多く人たちへ届けられないかと考え、かつて2015年に次世代に歌い継ぐ子守唄として「うまれてきてくれて ありがとう」でタッグを組んだクミコに歌ってもらえないかと持ち掛けた。この依頼を受けたクミコはつんく♂の想いに共感。さらに、自身一人で歌うよりも次世代に伝える母と息子の物語であるならば、次の世代へのメッセージを伝える担い手として家族をお持ちの男性と共演することがよいのではないかと提案をした。クミコは兼ねてより親交があるミュージカル俳優・井上芳雄に直筆の手紙に想いをしたためてデュエットを依頼。それを読んだ井上は、自身も小さな子を持つ親としてその思いに共感しオファーを快諾したという。

 2019年末からの制作当初には誰もが想像しなかった新型コロナウィルスの感染が今年に入ってから拡大し深刻化。2月初旬につんく♂、クミコ、井上芳雄の3名で初めて顔合わせが実現したものの、その後の楽曲作りではオンラインでコミュニケーションを取りながらのリモート作業が中心となっていった。しかし、「母と子のつながり、家族の絆」をテーマにクミコと井上芳雄がさわやかに歌い上げ、世代を越えて楽しめる明るいポップナンバーに仕上がったと3名とも実感しているとのこと。期せずして、世界中の人々が多くの時間を家の中で過ごさざるをえなくなった今、家族や親子で向き合う機会が増えている。不安を抱えている人々の心の希望となり、一つの光になればという願いが込められることになった。

 そして、今年音楽業界60年を迎える湯川れい子作詞・宮川彬良が作曲を担当し、松浦亜弥や平原綾香も歌い継いできた「きずな」も、クミコと井上芳雄のデュエットVer.として収録されている。

 『小さな手/きずな』について井上は「僕に何かできるとすれば、この曲たちを次の世代に繋げていく橋を架けること。どんな時でも、いや、こんな時だからこそ歌が必要だと信じています。」とコメント。クミコは「どちらの歌も、手を繋ぎ合う歌です。人と人とが接触を禁止されている今だからこそ、歌の中で手を伸ばし合い、繋がり合いたい。一人だけど一人じゃない。そんなメッセージをお届けできればと思っています。」と語っている。

◎配信情報
シングル『小さな手/きずな』
2020/06/06  RELEASE

◎リリース情報
シングル『小さな手/きずな』
2020/06/24 RELEASE
COCA-17767/1,350円(tax in.)

【収録内容】
1.小さな手
2.きずな
3.小さな手 インストゥルメンタル
4.きずな インストゥルメンタル