そもそもこの法改正案が閣議決定したとき、疑惑が多すぎたんですけど、じゃぁ、その疑惑って、そもそも理解しています?
政権に近いとされる黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を1月に閣議決定したわけですが、法案が閣議決定しても、この法案が施行されるのは2022年からの話ですからね。定年延長はまずは今年の8月7日まで。しかしここからがややこしく、現・稲田検事総長7月25日に退官させられたら……いやいや65歳の定年まで検事総長をやれば……。
昨年の秋の段階では入ってなかった「内閣の定めるところにより1年を超えない範囲で期限を延長」などなどの事が今年になって盛り込まれたりと、知れば知るほど確かにきな臭い事だらけではありますね。
その後も衆院内閣委員会に森雅子法務大臣が出て来なかったり、1981年の衆院内閣委員会では「検察官は国家公務員法の定年制の適用はされない」と言う政府の答弁があったのにもかかわらず今回は検察庁法と国家公務員法との解釈の変更をしたりと、なんだかんだでなんかイヤだなぁ~と感じる事が多い事案ではありますよね。
おまけに国民からすればコロナ禍だから今国会で法案を束にして通そうとしているように思われるとか、“どうして大事なところで、こういうことやっちゃうんだろうな”と思いますよね。そんなことばかりやっていたら国民怒っちゃいますよって、僕も感じるところはあります。
この検察庁法改正案に反対ですか賛成ですかと聞かれたら、僕も反対寄りではあるけど、何か意見を発するならある程度理解はしないといけないと思う。もちろん大多数の人たちは理解した上でのツイートだとは思いますが、国民が誤解をしている部分もあるのかもしれませんからね。
抗議のツイートが相次いだこの件は、なかなかややこしい事案ではあるのでメディアはわかりやすく説明してくれたらいいと思っていたけど、テレビのワイドショーあたりはニュースもコロナのほうが数字を取れるのか、コロナのことばかりやっているのが多いですね。(やってるところもありましたが時間は短め、もちろんコロナのニュースも大事ではありますが。)
こういうときこそ、新聞やテレビですぐに民衆に検察庁法改正案を分かりやすく説明してくれるといいですよね。何が起こっているのか、問題点は何なのか、そもそも誤解しているところがあるのかどうか。