持続化給付金の電子申請用サイトは、5月1日の受付開始当初から何度もシステム上のエラーが発生するトラブルに見舞われている。システムのバージョンアップが並行して進められた結果、二度手間、三度手間を余儀なくされた申請者が増えてしまったという。
「当初は、給付金の振込先となる銀行名、支店名は手打ちだったのに、5月半ばぐらいから選択式に切り替わったのです。私の申請がはねられた理由は、その仕様変更に気づかず、手打ちのままだったから。結局、コールセンターのスタッフから不備のある箇所は教えてもらえず、上司を電話口に呼び出してもらって、解決しました」(Aさん)
(ジャーナリスト・田茂井治)
※週刊朝日 2020年7月10日号より抜粋