昨年のM‐1グランプリで最終決戦に進出し、大ブレークした。松陰寺太勇とシュウペイ、結成13年目のコンビ「ぺこぱ」がお笑い界の新しい波に乗っていくこと、「決定的!?」。
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松陰寺:俺たち、雑誌の表紙初体験なんだよね。
シュウペイ:まだ実感がわかない。本当に表紙になっているのか。
松:なってなかったら壮大なドッキリだろ! 今回は90年代のバンドのボーカリストをイメージしてみました。「(カメラ目線で)どうもファりがとう……」
シ:僕はもともとジャニーズのみなさんのことが好きだしモデルにも興味があったから、そういう雑誌のイメージで撮れてたら嬉しいな。
松:途中までシュウペイポーズ忘れてたもんな(笑)。
シ:僕らは13年前にアルバイト先で出会って、松陰寺さんはバイト先の先輩だし年も四つ上だから、ずっと敬語のままですね。
松:最後に敬語を使われたのが13年前だよ。でもそういう壁がないほうがやりやすい。
シ:今では若干かわいい弟のようにも思えてきました。
松:なんでだよ!とも言い切れないだろ! 模索を続けて、全部肯定するところがウケるから、全部これでいいんじゃね?ってなったのかな。
シ:僕が「○○しておくんなましー」ってボケる時にポーズをつけるようになって。
松:そうそう。気づいたら、隣で顔を指で挟んでお尻ふってて(笑)。
シ:M‐1以降は“お笑い第7世代”の芸人たちとの共演も増えたよね。
松:年齢やキャリア的にはちょっと上なのに、第7世代っていう豪華客船のチケットをついでにもらえてるような感覚で。そのチケットがあるうちは乗っちゃえって感じ。
シ:勢いに乗っちゃっておくんなましー!
(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2020年7月10日号