「『いい歳のとり方をしていると思う芸能人』といった類のアンケートの常連ともいうのが永作です。もともと童顔なのでかわいらしいですが、若さを強調するのでなく、肩の力を抜いた過ごし方が見え隠れするところが支持されるのだと思います」(ファッション誌エディター)

 芸能リポーターの石川敏男さんは、3人の共通する点をこう分析する。

「美貌や演技はもちろんですが、常に女優の座にいるということ。彼女たちは結婚して、出産し子どもを育てていても、“ママタレ”枠には入りません。家庭の話題をあまり公にすることもなく、あくまで女優のスタンスを崩さないことで一貫しています。そういうブレのない部分が支持されるのだと思います」

 先のエディターは「若い時から声がほとんど変わらないのも魅力の一つ」と話す。

「私生活をどう過ごしているかが、演技にもにじみ出ます。年齢は声のトーンにも表れますが、彼女たちの声は逆にアンチエイジングで、声に年齢を感じさせないのです」

“奇跡のアラフィフ”の代表ともいわれる石田ゆり子(50)や鈴木京香(52)も、その意味ではエイジレス。だが見た目の美しさだけでなく、時間をかけて磨き上げた演技力という確かなものがあるからこそ、輝き続けるということだろう。(坂口友香)

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