30代半ば、ひょんなことから“姉妹”となった阿佐ケ谷姉妹のお二人。作家・林真理子さんとの対談で、お二人が“姉妹”となった意外なきっかけを明かしてくれました。
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林:お二人は本当の姉妹ではないんですよね。
江里子(姉):“なんちゃって姉妹”なんです(笑)。
林:テレビだとお顔が似てるけど、実物を見るとやっぱり違いますね。メイクとかで似せてるんですね。
美穂(妹):髪も同じ美容院で切ったりしてるんです。
林:薄ピンク色の素敵なドレスですね。ママさんコーラスという感じのドレスですけど、阿佐ケ谷で買ったんですか。
江里子:ようやくオーダーメイドでつくっていただきまして、これは西日暮里のほうで。
美穂:最初は阿佐ケ谷のダンス洋服屋さんで買ってたんです。2500円ぐらいのドレスを(笑)。
林:私はもちろんお二人のファンですけど、芸能人オンチのうちの夫も大ファンなんですよ。
江里子:わあ、それはすごくうれしいです。
林:私、テレビで初めてお二人を見たとき衝撃を受けちゃって。山梨の同級生みたいな感じで、なつかしいやらうれしいやらで(笑)。
美穂:「クラスに一人はいる顔だ」ってよく言われます(笑)。
林:最近の芸人さんは高学歴の方が多くて、お姉さんは明治大学を出て国語の教員免許を持ってらっしゃるそうですね。山梨だと、江里子さんみたいな先生がいっぱいいますよ。先生をまっとうして定年を迎えるみたいな感じの。
江里子:先生顔なんです。
林:美穂さんは音大を出てらっしゃるんですね。
美穂:ピアノ科だったんですけど、ぜんぜん練習してなくて、それでこんなになっちゃったんです(笑)。
林:お二人、何だかおかしいんですよね。ツッコんだり何か芸をやったりしなくても、いるだけでおかしいという感じで。
美穂:何なんでしょうね。
江里子:ヘンテコなんですよね。
林:ブレークっていつなんですか。
江里子:何かのきっかけで、というのはなくて、2018年に「THE W」という女性の芸人さんの大会でたまたま優勝させてもらったんですけど、そのあとも、「第7世代」の芸人さん(主に平成生まれの若手お笑い芸人)みたいに、寝るヒマもないほど忙しいという感じではなかったですね。