アイドル・モデル・俳優/白石麻衣
アイドル・モデル・俳優/白石麻衣

 今年1月に、乃木坂46からの卒業を発表した白石麻衣。トップアイドルとして駆け抜けた9年間を振り返り、卒業を控えたいまの心境とグループへの思いを語った。AERA 2020年8月24日号から。

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 今年3月25日に発売された25thシングル「しあわせの保護色」の活動をもって、乃木坂46を卒業すると発表した白石麻衣。5月には東京ドームで卒業コンサートを開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け延期。それに伴い、卒業の延期も発表された。

白石麻衣(以下、白石):ここ数カ月間は家にいる時間も増えて、いろいろなことを考えました。卒業のタイミングについてもそうですし、いつ卒業ライブができるのかな、とか。グループの活動にしても、今までのようにライブや握手会ができない状況の中で、どうすればファンの方たちを元気づけたり喜んだりしてもらえるんだろうと、自分にできることを模索していました。

 卒業コンサートを待ち望むファンは多い。

白石:何とも言えないのが正直なところですが、卒業コンサートは、どんな形であれ、できたらいいなとは思っています。全国にいる乃木坂ファンの一人ひとりに、最後にちゃんと感謝の言葉を伝えたいですね。それもやはり新型コロナの状況次第なので、今は一刻も早く収束してくれるように願うばかりです。

 外出自粛期間中は、「これまでやれなかったことをやる余裕ができて、貴重な時間になった」。自宅では料理をして過ごすことが多く、レパートリーも増えた。

白石:私、お肉が好きなので、普段はハンバーグとか角煮とか、肉系の料理をよく作るんですけど、最近は魚料理にもチャレンジするようになりました。魚は旬があるので、その時々で調理法を変えたりして楽しんでいます。

 この2カ月くらいはライブで歌ったり踊ったりする機会がめっきり減ってしまったので、自宅で乃木坂の曲をずっと聴いていました。初期の曲から順番に、お風呂に入っているときもずっと流していました。客観的に聴いてみると、曲に込められている色々なストーリーやメッセージが見えてきて、「秋元(康)さんはやっぱりすごいな」って(笑)。あと、純粋にいい曲が多いです!

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