こうした「お助けフレーズ」をいくつか持っておくと沈黙を避けられる。
英会話力を上達させる練習として、オンライン英会話に関する書籍や記事を多数執筆する嬉野克也さんは「2秒以上黙らない」ルールを課していた。
「話せないのは間違えたくないという気持ちから来ていることも多いと思います。しかし、それでは一向にレッスンが進まないので、2秒以内にとにかく言葉を発するよう心がけていました。それを続けていると英語の瞬発力もつきますよ」
【Q4】スキルアップしている実感がない、どうやって確かめればいい?
いちばんいいのは、実際に英語を話す体験を持ち、どれだけ英語力がついたか確かめてみること。日常でそんなシーンがない人は、困っている外国人を見かけたら話しかけるなども一つの方法だ。とはいえ、そんな偶然にはなかなか出合えない。
「世界中から外国語を学びたい人が集まる『ランゲージエクスチェンジ』のサイトを使ってみるのはどうでしょう?」(柴崎さん)
「言語交換」という意味で、日本人の私たちなら日本語を学びたい英語話者とオンライン上でつながり、交流しながら英語を学んでいく仕組みだ。柴崎さんも活用した経験があるそうだ。
「メールやチャットでも、アウトプットの練習になるのでオススメです」
実際、どれくらいでオンライン英会話の効果を実感できるのか。柴崎さんは、「半年はかかる」と言う。
「それでも流暢になれるわけではありません。5年続けている今でも完璧な英語にはならない。たった1回の25分に期待せず、楽しみながら継続してほしいです」