端正なビジュアルと繊細な演技力を兼ね備え、“正統派俳優”として快進撃を続ける横浜流星さん。「全力を出し切った」という新作が10月に公開。美しき眼差しが見据える先を追った。
【写真特集】美しすぎる横浜流星の撮り下ろしグラビアギャラリーはこちら(11枚)
「特技の空手を生かせる役を演じるのが念願だったので、それが叶ってとても嬉しかったです。身体を動かすことや格闘技好きを実感した撮影でした」
新作映画「きみの瞳(め)が問いかけている」で主演を務める。演じるのは、罪を犯し、キックボクサーとしての未来を断たれた男性。吉高由里子演じる、事故で視力と家族を失った女性との切ないラブストーリーだ。
「自分の命をかけてでも愛する人を守ろうとする姿はかっこいい。自分も将来、愛する人ができた時には、そういう男でありたいと素直に思いました」
かつて空手の世界大会で優勝した経験を持つ横浜さん。役作りのため体重を10キロ増やし、肉体改造をしながらキックボクシングを練習し、撮影に臨んだ。
「今の自分の全力を出し切った。どんな方にもきっと刺さる作品になったはず」
■横浜流星(よこはま りゅうせい)/1996年、神奈川県生まれ。映画、ドラマ、CMなど幅広く活躍。今年はドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」「私たちはどうかしている」で主演を務めた。さらに主演を務める新作映画「きみの瞳が問いかけている」は10月23日、全国で公開。
(本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日 2020年10月30日号