今朝(30日)の北海道は、日本海側では上川や後志地方を中心に平地でも雪がまじった所がありました。午前3時には後志地方の共和で1センチの積雪を観測し、道内では今シーズン初めて平地での1センチ以上の積雪となりました。
倶知安では初雪も観測
今朝の北海道は、上空に寒気を伴った気圧の谷に伴い、日本海側を中心に雨が降り、後志地方を中心に降り方が強まりました。未明から明け方には気温が1度前後まで下がり、雪やみぞれとなった所もありました。後志地方の共和(アメダス 標高15m)では午前3時に1センチの積雪を観測しています。
今朝は気象官署(気象台や測候所)による初雪の観測はありませんでしたが、札幌管区気象台によりますと、後志地方の倶知安ではみぞれとなり、今シーズンの初雪を観測したとのことです。いよいよ、道内では平地でも雪が観測され始めました。
(倶知安は2006年9月に測候所としての有人観測を終了し、現在は特別地域気象観測所として、気象官署に準じた観測を行う施設となっています。雪の観測は自動的に行われ、雪雲の入り方や気温などのデータで精査したのち、正式な観測データとして扱われます。)
気象官署での初雪は11月3日から4日か
今年の道内は、今朝だけでなく、これまでの気象官署による初雪の観測はなく、札幌でも平年(10月28日)をすでに過ぎています。
この先、強い寒気が流れ込みそうなのは来週の3日火曜日から4日水曜日にかけてで、今回流れ込んだ寒気よりもさらに強い寒気が北海道に入る予想となっています。平地でも今回以上に広い範囲で雪やみぞれとなる見込みで、道北では早ければ3日の夜に、札幌でも4日には初雪となる可能性が高くなっています。
道北の内陸ではいきなり積もる恐れもあるため、この週末にタイヤ交換を行うなど、冬支度を行うとよさそうです。