「やっぱりやめられなかったのか、という感じで、正直、逮捕は意外ではなかった」
そう話すのはスポーツ紙記者だ。
警視庁池袋署は覚せい剤を使用したとして、女優・酒井法子の元夫でアルバイト高相祐一容疑者(52)を覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕していた。10月22日に東京都豊島区内で警察官の職務質問を受け、尿検査で覚せい剤の陽性反応が出たという。
高相容疑者は2009年8月、同法違反容疑で警視庁に逮捕され、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けた。当時、高相容疑者と婚姻中だった酒井もその後、同法違反容疑(所持、使用)で逮捕され芸能界のみならず、世の中を揺るがした。
「酒井は裁判では、起訴事実を認め、“夫と離婚して薬物を断ち切る”と述べた通り、その後高相とは離婚し、息子を引き取りました。高相は薬物依存の治療を受けながら、社会復帰を目指していて、15年ごろにはメディアにも登場し、ドラッグ依存の体験談を話したり、息子とのやりとりも明かしたりしていたのですが……」(同前)
高相容疑者は、10年3月に写真誌「FLASH」が「シャブ購入現場」との記事を掲載。11年1月には、新宿・歌舞伎町の路上で酔って倒れていたところを警察に保護されたと報じられたこともある。
そして、16年11月には危険ドラッグを所持したとして、医薬品医療機器法(旧薬事法)違反の疑いで警視庁に逮捕された。今回は3度目の逮捕となる。
「2度目の逮捕の前までは当時中学生だった息子ともLINEでやりとりをして、年に1~2回は会っていたそうです。サーフィンをやってみたいと息子が言えば、一緒に行くことはできないものの、いろいろアドバイスをしたり、流行のファッションの話題で盛り上がったり仲のいい父と息子の関係は続いていたようです。一緒に住めないけれど、息子と過ごす時間が持てることはとてもうれしい、と話していたんですが」(女性誌記者)
一方の酒井は裁判で「芸能界を引退して介護の仕事をやりたい」と述べていたが、13年にはバラエティー番組への出演を機に芸能界へ復帰。舞台やコンサートなどで活動しているが、地上波などで本格的な女優復帰はまだ果たせていない。