伊藤健太郎容疑者(C)朝日新聞社
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「伊藤くんは1を聞いて10を知る人。くみ取ってくださるし、順応性もあり頼もしかったです。役が成長していくにつれて、顔も日々変わっていくので、役者の底力を感じました」

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 伊藤健太郎容疑者(23)の主演映画『十二単衣を着た悪魔』(11月6日公開予定)で監督を務めた黒木瞳(60)は、10月28日大阪で行われていたPR会見でそう語っていた。

 同じ日の夕方、当の伊藤容疑者は東京・渋谷区千駄ケ谷の新国立競技場前でUターンしたところ、前方から来た20代の男女2人が乗るバイクと衝突した。伊藤容疑者は、現場から立ち去ったが後続車の運転手に諭され現場に戻ったという。翌29日には、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、警視庁に逮捕された。

「バイクの男性は両腕打撲、女性は左足を骨折する重傷でした。接触事故はもちろんですが、とにかく被害者を放置して逃げようとした伊藤容疑者の行動は悪質極まりない」(スポーツ紙記者)

 今や若手俳優の中でも人気急上昇中の売れっ子。モデルから2014年に俳優デビュー後、18年のドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)で人気を博し、昨年秋のNHK連続テレビ小説「スカーレット」にも出演。30日公開の映画『とんかつDJアゲ太郎』はじめ複数のドラマ、映画、舞台への出演を控えている。

 今年上半期の「2020年テレビCM急上昇ランキング」でも1位を獲得するほどの勢いだっただけに「出るくいは打たれる」という部分もあるが、逮捕後から「いつかは、こんなことが起きると思ってた」「そういう人間だもの」といった“素行の悪さ”を指摘する声が後を絶たない。

「とにかく、“生意気でいつも偉そうにしている”、“現場に酒臭い状態でくることも何度もあった”、“先輩俳優にろくにあいさつもできず、演出家や監督にもため口ではなしている”など、これでもかというほど悪評が噴出しています。一部では俳優としては再起不能なのでは、という声すら上がっています」(同前)

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伊藤容疑者に“ひと目ぼれ”をした黒木瞳