■異世界を生む鬼滅ワード
【全集中の呼吸】
鬼殺隊が習得すべき呼吸法。全集中の呼吸ができることで高度な剣術を繰り出すことができる。
【鬼殺隊(鬼狩りの剣士)】
鬼を死滅させるための政府非公認の組織。階級がある。隊士には「日輪刀(にちりんとう)」と隊服が支給される。
【柱(はしら)】
鬼殺隊の最高位で精鋭の剣士。9人が名を連ねる。ちなみに神様を数える際、一柱、二柱という。
【藤襲山】
鬼殺隊が生け捕りにした鬼が飼われている山で鬼殺隊士になるための最終選別が行われる。
【日輪刀】
鬼殺隊に与えられる刀で鬼の首を落とすことができる唯一の刀。
【血鬼術(けっきじゅつ)】
十二鬼月など能力の高い鬼だけが持つ特殊な能力。
【禰豆子の箱(はこ)】
日があるとき炭治郎が背負う禰豆子が入っている箱。
【鬼(人喰い鬼)】
人間が鬼に襲われた際、鬼の血が混ざると鬼化する。体が傷ついても再生できるゾンビのような特徴を持つ。
【十二鬼月(じゅうにきづき)】
鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)が選抜した最強の鬼の幹部たちで、上弦に六鬼、下弦に六鬼の十二鬼。目の中に上弦、下弦と数字が刻みこまれている。
■躍動する登場人物
【竈門(かまど)炭治郎】
「鬼滅の刃」の主人公。炭焼き職人・竈門家の長男。嗅覚がとても鋭く、鬼の存在などを察知する。純粋で優しい。
【竈門禰豆子】
炭治郎の妹。鬼に襲われた竈門家の生き残り。鬼になってから、人間を襲わないように竹製の口枷を噛ませられている。
【我妻善逸】
炭治郎とともに鬼殺隊への最終選別で生き残った。臆病者でマイナス思考。ただし極度の緊張から寝てしまうと力が覚醒する。聴覚が優れている。禰豆子のことが大好き。
【嘴平伊之助】
炭治郎とともに鬼殺隊への最終選別で生き残った。猪の被り物をしていて自信家で猪突猛進型。世間知らずのところも。
【冨岡義勇】
鬼殺隊精鋭部隊・九人の“柱”の一人。炭治郎の才能と禰豆子との絆を見いだし、鬼殺隊剣士への道を進言。とてもクール。
【鱗滝左近次】
天狗の面をかぶる老人。鬼殺隊の剣士候補を養成する育手(そだて)の一人で、かつては鬼殺隊の柱でもあった。
【錆兎(さびと)と真菰(まこも)】
鱗滝に育てられた。炭治郎を最終選別に進めるために鍛錬する。実は藤襲山ですでに鬼に殺されている。
【鎹鴉(かすがいからす)】
鬼殺隊に与えられるカラスで、任務などを伝えるメッセンジャー。善逸だけは鎹鴉ではなく、雀である。
【胡蝶(こちょう)しのぶ】
鬼殺隊精鋭部隊・九人の“柱”の一人。那田蜘蛛山で重傷を負った炭治郎、善逸、伊之助を自身の館であり治療所でもある蝶屋敷で預かり治療と機能回復訓練を行う。
【栗花落(つゆり)カナヲ】
最終選別生き残りの一人で炭治郎たちの同期。かなりの実力がある。
【煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)】
鬼殺隊精鋭部隊・九人の“柱”の一人。映画「無限列車編」の重要人物。
【鬼舞辻無惨】
鬼をつくることができる唯一の鬼で、絶対君主的存在。禰豆子を鬼にした。人間の姿をして暮らしている。鬼の中の鬼でラスボス的存在。
※【「鬼滅の刃」が世代を超えてヒットした理由 鬼=コロナで共感?】へ続く
(本誌・鮎川哲也)
※週刊朝日 2020年11月20日号より抜粋