水野美紀さん
水野美紀さん
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イラスト:唐橋充
イラスト:唐橋充

 42歳での電撃結婚。そして伝説の高齢出産から2年。母として、女優として、ますますパワーアップした水野美紀さんの連載「子育て女優の繁忙記『続・余力ゼロで生きてます』」。何から何まで初体験の「幼稚園受験」。悪戦苦闘の末に電話で知らされた受験合否結果とは……。お受験編後編です!

【幼稚園受験の面接本番の全容…唐橋さんのイラストはこちら】

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 半年くらい前から近所の幼稚園のリサーチを始め、ママ友から情報収集したり、チャリで見に行ったり、登下校をシュミレーションしたり、幼児教室に通わせたり、うちでは何となく準備を進めてきた。

 どの幼稚園も夏くらいから月一でプレスクールや説明会やらを開催しているみたいだった。

 気になる幼稚園のホームページを、こまめにチェックして、プレスクールの予約に申し込んだりした。

 今年はコロナの影響で、プレスクールをオンラインにしたり、中止する園も多かった。結局うちは一回だけ、プレスクールに参加した。

 参加する時に名前を登録するので、受験の時には、「園に対して強く興味を持っている」ということでプラスに働くこともあるらしい。

 合否の基準はベールに包まれているのではっきりとは分からないが、参加しておいて損はなさそうなのだ。

 プレスクールというのは、入園を希望する幼児が親と一緒に参加する幼稚園の授業だ。

 私の参加した園では約1時間ほど、園のホールで先生たちが、歌ったり踊ったりするのに合わせて、親子で身体を動かしたり、紙とクレヨンを手渡されてお絵かきをしたり、という授業だった。

 園の雰囲気がこれだけでかなり伝わってくる。

 先輩ママに聞くと、園によって雰囲気はぜんぜん違うらしい。

 カトリックの園、仏教、無宗派。規律の厳しいところ、自由なところ。受験対応の園、そうじゃない園。預かり保育のあるところ、ないところ。給食のあるところ、ないところ。

 何を基準に選べばいいのかこんがらがるが、うちは、自宅から自転車登園圏内であることをまずは最優先に考えて、次に、預かり保育のあるところ。欲を言えば給食のあるところ。そういう風に考えて絞って行った。

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幼稚園の情報収集はなかなか手間がかかる…