との見方を示す。

 直近で炎上した企業広告では、ストッキング・タイツメーカーの「アツギ」のイラスト広告に対し、性的なメッセージを強く感じさせる、とSNS上で批判が噴出し、同社広報がおわびを投稿するという騒動があった。

 津田氏が続ける。

「SNS上で今回のキャンペーンに文句を言っている人たちの投稿には、差別的な内容も散見されます。けれども、『炎上』という言葉は、差別的な書き込みをする側ではなく、企業側に瑕疵(かし)があるような印象を抱かせてしまいます。今回の件に限らず、本人に落ち度がなくても非難のコメントが殺到してしまう『炎上』というケースはたくさんあります。報じる側にはそのあたりを十分に意識してもらいたいと思います」

 キャッチ―な言葉に釣られないためにも、ぜひ自分の目で映像を確かめて、判断していただきたい。

(本誌・松岡瑛理)

※週刊朝日オンライン限定記事