メイン画像
メイン画像

年末から年始にかけて、天気が気になる方も大勢いらっしゃると思います。キーワードは「寒気」と「大雪」です。30日頃から、強い寒気が南下して、居座るため「年越し寒波」や「年末年始寒波」となるでしょう。北海道から九州の日本海側を中心に、平地を含めて、大雪のおそれがありますので、交通機関の乱れなどに十分ご注意ください。

前半は 天気が日替わり

画像A
画像A

27日日曜からの1週間は、前半と後半で、天気がガラッと変わるでしょう。

【27日日曜】

西から低気圧が近づくため、九州から近畿は、次第に雨が降るでしょう。九州南部では、夜は雷を伴って、激しい雨の降る所がありそうです。

そして気温の下がる夜は「中国地方や近畿の標高の高い所で、雪が降る」というのがポイントです。峠を越える車は、冬の装備を万全にして、路面の凍結に注意が必要です。

一方、東海や関東甲信は晴れ間が出るでしょう。北陸や東北、北海道は、雪の降る所がありそうです。

【28日月曜】

九州から近畿は、西から天気が回復へ向かいますが、雨や雪のエリアが、東へ移るでしょう。

東海や関東甲信では、降水域がかかるのが、気温の低い時間帯なので、「東海や関東甲信の内陸部では、朝まで所々で雪やみぞれが降る」というのがポイントです。雪で降りだしたとしても、日中は雨に変わる予想ですが、足元が悪くなりますので、時間に余裕をもって、お出かけください。

東京都心は、今のところ、雪ではなく、雨の可能性が高くなっています。また、雪や雨を降らせる低気圧が、関東付近で、陸地から離れて通過する可能性もありますので、最新の予報を、確認してください。

【29日火曜】

次第に冬型の気圧配置になるため、北海道や東北の日本海側では、雪や雨が降るでしょう。この日の日中は、まだ雪の降り方は、それほど強くはありませんが、この後、日本付近の上空に「強い寒気」が流れ込んできそうです。

30日頃から 大雪や大荒れへ

画像B
画像B

30日水曜頃から流れ込んでくる「強い寒気」は、12月14日から21日の大雪の時より強いと予想されています。さらに「強い」だけでなく、年明けにかけて「長く居座る」という特徴があります。

このため、30日水曜以降は、北海道から九州の日本海側を中心に、平地を含めて、大雪となるおそれがあります。今回は「強い寒気」が「長く居座る」ため、雪が数日間に渡って降り続き、積雪が大幅に増える所もあるでしょう。

北海道や東北の日本海側、北陸では、運転が危険なレベルの大雪や、猛吹雪の可能性があります。車でのお出かけをできるだけ控えたり、運転する場合は大雪が予想される日を避けたりするよう、心がけてください。

初日の出 見られる所も 厳しい冷え込み

画像C
画像C

一方、太平洋側では、30日水曜は所々で雨が降りますが、年末年始は広く晴れるでしょう。ただ、寒気が強いので、名古屋など、太平洋側の一部にも、雪雲の流れ込む日がありそうです。

2021年の初日の出は、今のところ、太平洋側では見られる所が多いでしょう。ただ、「強い寒気」の影響で、初日の出が見られる所でも、冷え込みが一段と厳しくなりそうです。元日の最低気温は、東京や大阪は2℃、名古屋は1℃の予想です。年末年始に、体調を崩さないよう、万全な寒さ対策が必要です。

また、全国の「年末年始の天気や気温」について、最新の予報は、2週間予報で、チェックしてください。