メイン画像
メイン画像
この記事の写真をすべて見る

九州は、きょう7日(木)から9日(土)にかけて強い寒波襲来となり、断続的に雪が降り平野部でも大雪になるおそれがありますので、警戒して下さい。慣れない雪道や凍結した道では転倒やスリップ事故が起こりやすくなります。時間に余裕を持って、あらかじめ雪への備えをしておきましょう。また、かなり気温が低くなるため、水道管の凍結や農作物の管理にも注意が必要です。

九州 山沿いはすでに積雪

画像A
画像A

きょう7日(木)、九州付近は冬型の気圧配置が強まり、九州北部を中心に雪が舞っています。山沿いでは積雪している所があり、本県南阿蘇村では午前11時現在、3センチの雪が積もっています。また、西よりの季節風が強く吹いており、九州北部の沿岸部では最大瞬間風速20メートル前後の突風が観測されています。

きょう午後はさらに寒気の流れ込みが強まり、九州北部の上空1500メートル付近には-15度前後と第1級クラスの非常に強い寒気が入ってくる見込みです。午後も九州北部を中心に断続的に雪が降り、雷を伴い雪が強まる所があるでしょう。山沿いではさら積雪が増える見込みです。雪を伴う暴風で見通しが悪くなる所もありますので、車の運転などは十分にご注意下さい。また、海上はしける所が多いでしょう。

今後の雪の見通し

画像B
画像B

あす8日(金)から9日(土)にかけても、九州付近は非常に強い寒気の流れ込みが継続するため、九州北部は雪が続き、九州南部の平野部でも雪が降る見込みです。九州の山沿いは大雪、平野部でも大雪になるおそれがあります。予想される降雪量は、あす8日(金)昼までの24時間で山沿いの多い所は10センチ、平野部の多い所は5センチです。その後、9日(土)にかけてさらに増える見込みです。農業施設の管理などにもご注意下さい。

特に、さらに気温が下がる夜間は降った雪がそのまま積もりやすくなります。あす8日(金)朝や9日(土)朝は通勤・通学の足などの影響がでるおそれがあります。時間に余裕を持って行動し、車の運転は無理をせず、運転をする場合は滑り止めの準備をしておきましょう。また、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認して下さい。

なお、10日(日)は次第に強い寒気の峠は越えてくる見込みです。

かなり低温 水道管凍結などに注意

9日(土)ごろにかけてかなり気温が低い状態が続きます。最高気温は5度を下回る所が多く、風が吹くと体感的には氷点下の大変厳しい寒さになります。体調管理に十分に気をつけてお過ごし下さい。

また、朝晩はさらに気温が下がり広い範囲で氷点下の厳しい冷え込みになり、水道管が凍結するおそれがあります。気温が-4度以下になると水道管の凍結が急増すると言われています。特に屋外にある水道管は凍結しやすいですので、あらかじめ水道管を厚い布や防寒材などで巻いておくとよいでしょう。もし水道管が凍結してしまったら水道管にタオルを巻き、上からぬるま湯をかけるとよいでしょう。熱湯をかけると水道管が破裂するおそれがありますので、絶対にやめましょう。