


料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は、「おせちで作る食パンカナッペ」。
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新年あけましておめでとうございます。お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。今年もどうぞおつきあいください。
さて、お正月といえば「おせち料理」。私も毎年用意しますが、たくさん作って余ってしまうことも。そこでおせち料理を活用した食パンのカナッペをご紹介します。
まずは耳を切り落とした食パンをご用意ください。田作りの小魚とミックスナッツを一緒に刻み、飴にナッツを絡めるようにして合わせましょう。これをパンに盛り、縦半分にカットしてください。
煮しめの里芋とにんじんも意外とパンに合うんです。別々にポリ袋に入れて手でつぶしてください。今回はオレンジ色が映えるよう中央ににんじんを斜めに盛り、上下に里芋をはさんでのせました。香ばしい黒ごまをふるとアクセントになります。
そして栗きんとんは塩気のあるブルーチーズとの相性が抜群。ご家庭にある材料で自由に盛りつけ、お酒のおつまみやティータイムのお供にどうぞ。(構成/沖村かなみ)
おせちで作る食パンカナッペ【材料】(2人分) 8枚切りの食パン3枚、田作り20g、ミックスナッツ15g、煮しめの里芋とにんじん各3個ずつ、黒ごま少々、栗きんとん30g、ブルーチーズ少々
【作り方】(1)田作りとミックスナッツを細かくみじん切りにして合わせ、食パンにのせて縦半分に切る。(2)里芋とにんじんをそれぞれポリ袋に入れて手でつぶす。食パンの上にのせて縦半分に切り、黒ごまを添える。(3)栗きんとんのさつまいもを食パンにのせ、縦半分に切る。栗とブルーチーズを切って添える。
【ワンポイントアドバイス】
田作りとミックスナッツは一緒にみじん切りにし、飴を絡ませてまとめる。里芋とにんじんの煮しめは、それぞれポリ袋に入れて手で押しつぶす。
※週刊朝日 2021年1月15日号