

11都道府県に拡がった緊急事態宣言。現在、特に20時以降の外出を自粛するように各都道府県の知事が声を上げている。連日、ニュース番組は人出が減っていないと報じるばかりで、なんともピリッとしない外出自粛だが、お笑い芸人・カンニング竹山さんは今こそ発想の転換を提案する!
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コロナで夜間外出を自粛しているじゃないですか。僕は仕事がない時は昼間でも外出しないで自粛しているんですけど、テレビを見ていて毎日毎日、情報番組などでは、コロナに対して誰が悪い、これが悪いっていう議論に進んでしまっていますよね。「コロナはこうだ」「いやいや本当はこうだ」とか、病院が少ないからだとか以前から病院を増やさないのが悪いんだとか、ずっとそんなことばっかり話している。様々な考えの人たちがいるから、結局は、もう家に籠(こも)ることしかないと思うんですよ。お仕事がある時にはお仕事に出かけるのはいいとしても、それ以外は余計に出歩かない。
仕事以外は家に籠る! もう、これしかないと思うんですよ。それしか我々にできることはないと思う。家に籠るって言っても、春の緊急事態宣言の時もそうだったんだけど、家にいるとつまらなくなってしまうんですよね。そこで、家でずっと過ごすのがつまらないというのは“考え方”次第なのではないかと思った。
今、家にいて何もしないで怒られないんですよ? 家でマンガ読んで寝転がっていても、ポテチ食べながらずっとテレビを見ていようが、ボーっとしてようが、怒られないわけですよ。本当は社会人としてダメと言われていることが、大義名分があって今はそうしてくれって言われているんだから仕方ない(笑)。そういう風に発想の転換をするしかないと思うんです。もちろん、感染された方や医療従事者の方たちは頑張っていただいて大変なのですが、それ以外の人たちが協力できることって、今は家でボーっとしていることしかない。ただ家の中でボーっとしている生活って、普通の社会人として生きていたら中々発想の転換ができないかもしれないけど。コロナで誰が悪いとか、何が良くなかっただとかもういいから、家に籠ってようよ! 家に籠って、人と接触しないというのが最大のボランティアだ。