改善には同封される食品の早見表が役立つ。例えば納豆1パック(たんぱく質8.3グラム)と卵1個(同5.9グラム)、6Pチーズ1個(同4.1グラム)を追加して取れば、18.3グラム増でクリアできるな、とイメージがつかめる。
同検査は昨年11月に発売したばかりで、40、50代が購入し、70、80代の親に検査させるケースも多いそうだ。
「生活習慣からのフレイル予防という意味では、40、50代の方々にも使っていただきたい。季節ごとに食生活や運動習慣が変わるので、四半期に1度のチェックをお勧めします」(安竹さん)
■ビタミンやミネラルも
このように手軽に自分の栄養状態がチェックできるキットは他にもある。ユカシカドのVitaNote(税込み8250円)もその一つ。こちらはビタミンB群やカルシウム・マグネシウムなどのミネラルを含む15項目の栄養推定吸収量が尿検査でわかるもので、17年の発売開始以来、数多くのユーザーが利用。コロナ禍でさらに需要が高まっているという。同商品を開発・販売するユカシカド経営企画室室長の石田幸輔さんが説明する。
「ニーズとしては、健康意識の高い方がファクトをもって改善したいと購入されるケース、疲れがとれないなど不定愁訴でお悩みの方が購入されるケースなど多岐にわたります」
前出の3人で試したところ、総合スコアは66点(40代デスク)、76点(20代記者)、59点(30代の筆者)の結果に。詳細を見ると、カルシウムが不足し塩分過剰気味、ビタミンB1や葉酸が不足、ビオチンやビタミンB2が不足など、三者三様だった。
高得点の20代女性記者は、「昼と夜に鍋を食べていて、具材は白菜、鶏肉、きのこ類の回と、キャベツ、にんじん、鶏肉、ブロッコリー、たまねぎの回を交互に回しています」
とやはりバランスに気を使っているようだ。男性デスクは朝からパスタ、3食パスタの日もあるというイタリア人もびっくりの食生活。