つまり、これまでとはこのご結婚問題のレベルが一段上がったということ。言葉の重みを考えて、眞子さまと小室さんは国民の理解と祝福を得ることが必要になったということだ。

「そして、天皇陛下に言及された以上、秋篠宮殿下も娘の眞子さまと対話をしなければならないということです。これまでのように結婚問題については長女と口を利かないという状況ではなく、秋篠宮ご夫妻も眞子さまとしっかりと話をされ、眞子さまも秋篠宮さまと向き合われて、今、国民が不安に感じている問題をクリアしなければならなくなったのです」

 自分の気持ちや都合を相手に押し付けるのではなく、歩み寄って問題の解決をはかってほしい、相手の理解を得るために尽くしてほしいということだろう。それは天皇陛下が大事にされている姿勢のようだ。

「新型コロナウイルスに関するご発言で、天皇陛下は、『心を一つにして』という言葉を使われました。これはかつて、東日本大震災の追悼式典で上皇陛下が使われた言葉でもあります。国民に『心を一つにして』と求めるのならば、皇室もそうでなければならないという思いがあるはずです。ご家族単位でも同様に思われているのではないでしょうか。眞子さまの結婚について国民の理解と納得を得られるように、秋篠宮家も心を一つにしてほしいとお考えだと思います」

 短いながらも、深い意味が込められている天皇陛下のお言葉。国民も眞子さまと心を一つにできる日が来ることを切に願っている。

(まとめ/AERAdot.編集部 鎌田倫子)