総務相として2度目の入閣を果たした武田氏は、福岡を仕切る麻生太郎副総理兼財務相のライバルとも言われる。大物議員なのになぜ、地元で武田総務相との飲み会を断る地方議員がいるのか?前出の議員がこう打ち明ける。

「ようは飲むと上から目線になって、自慢話しかせんとですよ。地元のことなんて、ほとんど聞いてくれないから、意味なかとよ。『オレは総理大臣になる』とか、仲が悪い麻生さんについて『俺が福岡も日本も仕切る』とかね。二階さんのことも『いずれ俺の派閥』なんて言っていた。最初は面白くて聞いていたが、酔うと罵詈雑言みたいになるので、つまらんたい」

 そしてもう一つ嫌われる理由は酒癖だという。武田総務相の支援者がこう話す。

「初入閣、国家公安委員長になった時です。夜11時過ぎに武田先生から電話があって『今までありがとうございました。ついに入閣します』とべろんべろんに酔ぱっらっているのが、はっきりわかる口調で電話をしてきました。前日に入閣を漏らすのは、いけないのですけどね。『おめでとうございます』と言って電話を切りました。するとまた日付がかわって午前1時前くらいに『ついに入閣です』と電話がきた。『先生、さっきも電話をいただきましたよ』というと電話は切れた。べろんべろんに酔っぱらうと、時間がどんなに遅くともあちこちに電話かけまくる。武田先生の深夜の電話には出ないという支援者はけっこういます」
 
 総務省の接待疑惑で国会の追及が続く中、自身の接待も明らかになった武田総務相。どう切り抜けるのか?(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

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