ホラン:おお、それは確かに爆発してますね(笑)。
林:いつ死ぬかわからないから使っちゃおうという感じですよ。海外旅行も行けないし、お酒とか食べることしか、今お金を使うことってないじゃないですか。
ホラン:その中で、これは買ってよかったと思うものってあります?
林:なんか急に聞き手になりましたね(笑)。
ホラン:自分の話ばっかりしてるとソワソワしちゃうんです(笑)。だいたいいつも聞き手なので。
林:買ってよかったもの……。私たち作家って、取材とかですごくお金使うんですよ。本代とかね。
ホラン:何系の取材がいちばんお金かかるんですか。
林:歴史ものですかね。あと、お金持ちを取材するとき。話を聞くときにごはん食べなきゃいけないでしょ。向こうが指定したお店に行って、カード切るとき「あちゃっ」と思うけど、しょうがないですよね。私の話はさておいて、ホランさん、うちでNetflixを見て“大恋愛”をしてるなんて寂しいですよ。本当の大恋愛をしなきゃ。
ホラン:わりと後先考えずに飛び込むタイプだろうなと思うんですけど、出会いってなかなか難しいですよね。
林:そりゃ、仕事が終わってまっすぐうちに帰ってNetflixばっかり見てたら、出会いはないですよ。
ホラン:あの方(韓流俳優)たちのやさしさに慣れてしまうと、日常ではなかなか見つけられないですよね(笑)。一人ってけっこう気楽だな、とも思うし。
林:失礼ですけど、30代に入ってそういうモードになると、長くなりますよ。私の周りの何人もの女性を見てきた経験談から言わせてもらうと。
ホラン:あらま、長くなりますか(笑)。
林:だって30代って楽しいじゃないですか。「お金も仕事もあるし、お友達もいるし、なんで結婚しなきゃいけないの?」ってみんな思うわけ。
ホラン:うんうん。結婚すれば自分のペースでできないから、ストレスも増えるし。
林:と思ってると、30代後半になるとだんだん焦ってきて、30代のときに「結婚なんて」と思ってた気持ちを40代になっても持つ人はわりと少ないということは、先輩として言っておきます。