タトゥーや刺青に関しては著名人の中でも様々な意見がある。顔にタトゥーを入れている「元アウトローのカリスマ」の異名で知られる瓜田純士氏は昨年7月に配信した自身のYouTubeチャンネルで、「20歳の息子が瓜田さんに憧れて顔にタトゥーを入れようとしていることに悩んでいる」という母親の相談を紹介。

 瓜田は「この国で生きていくには入れ墨は100マイナスなんだよ」とした上で、「(タトゥーを入れた自身の顔を)指さされたり大変だよ。しんどいよ。目立って。おれが悪いんだけど。苦しい思いをしただけに、ハタチのガキがファッションでやるなんて無理に決まっている。ダメに決まっている。軽い気持ちでするなよ」と語気を強めた。

 一方で、1月の埼玉県戸田市議選で初当選を果たしたが、居住実態がないとして、今月に当選が無効となったスーパークレイジー君こと西本誠氏は違う意見だ。昨年10月に自身のYouTubeチャンネルで、「スーパークレイジー君刺青自慢大会!!」というタイトルで、西本氏と視聴者の夫婦が全身に入れた刺青を披露。「刺青に対して差別など偏見などないような社会でありますように」と概要欄にメッセージを綴っている。

 世代、育った環境によってタトゥー、刺青に対して様々な意見があるだろう。ただ、日本の社会、生活環境を考えると軽はずみに入れるべきではないだろう。リスクを受け入れた上での覚悟が求められることは間違いない。(梅宮昌宗)

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