ただ、ゆたぼん及びその親は、学校へ行かないことをYouTubeにアップし広告収入を得たり、学校に通っている子たちを「ロボットみたい」と見下すような発言をしたりしています。

 その立ち位置から学校の一般的な不登校問題について議論するのは、少し難しいのではないでしょうか。

■かの発明家エジソンも小学校に行ってなかった!

 不登校といえば、かの発明家のエジソンが小学校を入学3カ月で退学した話が有名です。

 そこでエジソンの母親は、「この子には私が勉強を教える」と宣言し、地下室をエジソン専用の実験・勉強部屋にしました。そして、彼が投げかけるさまざまな疑問に向き合ったのです。

 エジソンは、授業中に教師の教えることの一つひとつに、「なぜ」「どうして」と質問攻めにしていたといいます。教師やそのほかのクラスメートからしたら、エジソンによってうまく授業が進められないわけですから、強い言葉でいえば授業を「妨害された」と感じていたことでしょう。

 エジソンにしても、教師から疑問に答えてもらえずに、不完全燃焼を起こしていたのです。

 ですから、母親の理解のもとでエジソンが学校という集団授業から離れて、独自の勉強ができたことは、エジソンと教師やそのほかのクラスメート、お互いにとって良い結果になったのではないかと思います。

 さかなクンも自伝の中で、小学生時代はランドセルに魚図鑑を入れていたので教科書は持っていかず、授業を聞かずに魚の絵を描いたり図鑑を見たりしていた、と告白しています。

 不登校とは少し違いますが、学校の授業を重要視しなかったという意味では似ている点があります。そしてやはり母親が、彼のやりたいことを伸ばしていったようです。

■自分たちの教育に自信があるのなら、真正面から答えるべき

 私も、中学3年生あたりから、かなりの頻度で学校に行かなくなり、遅刻や早退をしたり、保健室で過ごしたりしていました。

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