「ハチとパルマの物語」(5月28日公開)に出演する壇蜜さん。作家・林真理子さんとの対談では、ペットの話から映画の話まで大盛り上がりでした。
【壇蜜、結婚は「『穏やかなパワハラ』。ネコのほうが序列は上」】より続く
* * *
林:壇蜜さんは秋田のご出身で、秋田美人といえば壇蜜さんとして知られ……。
壇蜜:いや、北のほうには佐々木希さんが控えてるんです(笑)。私は南のほう(横手市)なんで。秋田は北と南で、だいたい2パターンに分かれますね、顔の系統が。
林:壇蜜さんみたいなわりと日本的な美人と、佐々木希さんみたいな目パッチリの彫りが深い感じの美人と?
壇蜜:はい。タイプで言えば、頼んだら何とかなりそうな人と、頼んでもどうにもならなさそうな人と、北と南で分かれるんです。私は南の「頼んだら何とかなりそう」な人です(笑)。
林:そうなんだ。でも、秋田に行ったら「秋田美人を見かけない」という人もいますよね。
壇蜜:けっこう隠れてるというのもありますし、上京しちゃう人も多いですしね。“育成”されたら“出荷”されちゃう運命なんで。
林:秋田犬と同じかもね。最新の映画見せていただきましたが、壇蜜さんは「秋田犬の里」(観光交流施設)の館長という重要な役で出てらっしゃって。
壇蜜:はい。あれがなければ物語につながらないという役で、ありがたかったです。
林:日ロ共同製作の映画ですが、まさかロシアに「忠犬ハチ公」みたいな犬がいたとは思わなかったです。久しぶりにとめどなく泣ける映画でした。
壇蜜:そうなんです。5月の末の公開なので、これが五月病の“予防ワクチン”になるように、いい涙を流してほしいなと思います。
林:私、このあいだ愛犬を亡くしたので、「うちの犬も、こんな目をしてたな」と思ってウルッとなりました。
壇蜜:そうなんですか。それはご愁傷さまです。私も以前、実家で犬を飼っていて、私が帰ってくるのをずっと待ってるんです。だから負い目みたいなものを感じて、私の家のメンバーに犬は絶対入れません。