ただ、「水曜日のダウンタウン」は、ボクという芸人の取扱説明書みたいなものになってくれたから、ありがたいなって思う。仕事も一気に増えたしね。一時は、他局も影響を受けたのか、ボクにアイマスクやヘッドフォンさせるみたいな企画のオファーばっかりだった(笑)。

 基本ドッキリだし、自分が望んでいない結果ばかりになるから、正直、達成感がないことも多いんだけど、ダウンタウンの松本さんや浜田さんが笑ってくれるのは唯一の救いだね。いつもVTRみながら「最低やなコイツ」って言われるのは、少し複雑だけど(笑)。

 ちなみに、ボクは、「水曜日のダウンタウン」の撮影中、アイマスクをされている間は、必ず目を閉じたままにしている。

 アイマスクをつけているとはいえ、もし、何かのハプニングで外れちゃったら、余計な情報が入ってきてしまうでしょ? 構成上、見ちゃいけないものとかね。

 せっかくスタッフさんがバレないように、ここまでやってくれているんだし、ボクのリアクションが薄くなっちゃうのはよくないからね。何より、ディレクターさんに怒られるだけは絶対イヤだから(笑)。

 スタッフさんいわく、ボクは悲壮感がないから良いんだって。

 どれだけドッキリに引っ掛けられても、ボクは、かわいそうには見えないらしい(笑)。

 おかしいなー、ボク的にはかなり悲壮感漂わせているんだけど…(笑)。

 いつも突然、忘れた頃にやってくるから怖いしん!

 (構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

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