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 安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは、クロちゃんが再ブレイクを果たすきっかけともなった「水曜日のダウンタウン」(TBS系)。毎回お笑い芸人が、さまざまな「説」を紹介するという同番組だが、クロちゃんが参加するのはドッキリのような企画ばかりなため、毎回撮影をこなすのが大変だという。クロちゃんが、ドッキリ撮影の時、ひそかに心がけていることとは?

【写真】「水曜日のダウンタウン」では、すっかりお馴染みとなったクロちゃんの部屋

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 ボクが「水曜日のダウンタウン」に初出演したのは2015年。たしか、「『早朝』とつけたら何でも面白くなる説」だったような気がする。

「SNSを張り込んでいれば芸能人に会える説」や「起きたら人がいるのが結局一番怖い説」、「クロちゃん 寝て起きてお花畑にいたら死んだと思う説」、「ポケットに知らないお金が入ってたらさすがにネコババしちゃう説」など、これまでたくさんの企画に出演させてもらったけど、事前に内容を知らされたことはほぼない。オープニングをちゃんと撮影したのも去年が初めてだしね(笑)。

 撮影も、ボクの知らないところで、勝手に始まっているし、ドッキリなのか、何なのか、意図がわからないのは当たり前だし、ネタバラシもされないままっていうのも珍しくない。最初の頃は「水曜日のダウンタウン」か、どうかすら分からないこともあったから、オンエアされているのをSNSのコメントで知るっていうこともけっこうあった。

 家の中にカメラを仕掛けられたり、突然拉致されて、アイマスクに、ヘッドフォン、そして最後にはスタッフさんからお決まりのセリフ「何(の企画)だと思います?」。

 これ、いつも聞かれるけど、わかるわけない(笑)。

 ボクにバレないように、スタッフさんのメンツも適度に代えたりもしているみたいだから、正直ドッキリには全然気づかない。

 以前、何かの企画が終わって、スタッフさんに挨拶しようと近寄っていったら、「今、こっち見ないで!」って言われて、「ん?なんでだろ?」って思っていたら、「まだクロちゃんに顔を見られていないADがいるから」だって(笑)。

 こんな番組、他にないよ。

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