相手との縁を育むためにはこうした心の余裕は大きなポイントになるが、そもそもの出会いのチャンスを増やすコツやテクニックも侮ってはいけない。婚活は半年から一年を目標に短期決戦でのぞむのがベストとよくいわれる。

「まず、相手に求める20項目を決め、絶対に妥協できない上位3項目をしぼり込む。意外と明確に決まっていない人が多い。でもここをすっとばしてもうまくいきません」

 自己プロフィールの書き方も重要だ。その内容次第で次のステップで出会える人数も質もかなり違ってくるという。

「女性の趣味に多いヨガは男性にはピンときません。ありがちな趣味は書いても響かない。食べ歩きなら、具体的なエピソードをプラスし、読んで楽しい印象が残るようにします。また、ダメエピソードのような謙遜する内容を載せても引かれるだけ。よく知らない人の失敗談はしらけてしまいます」

 個人情報の管理に慎重な時代だからこそ、あまり出したくないのが「職業」。ぼやかしたい気持ちはわかるが、職種くらいは明かすほうが婚活には有利だという。

「仕事に見出すやりがいや喜びを語る言葉には、その人の生きざまがストレートに表れます。真剣に婚活を考えてプロフィールに目を通しているような人にはちゃんと響く。そのうえで好感をもってくれるような人となら良い縁につながりますよ」

 婚活で苦戦していると、たまには女友だちと話したくなるが、独身女性の集まりは参加しないほうがいいという。

「女子会では、婚活で出会った男性の失敗話などを肴に盛り上がりますが、これがマズい。自分が『アリ』だと思っても友達が『ナシ!』と言い放てば、『ナシかも』という気になり、可能性を狭めてしまうんです」

 そこでおススメなのが、円満な結婚生活を送る既婚女性の友人との集い。結婚の現実をわかっているので少々のことには動じない。「ま、そんなこともあるよ」という懐の深さがあり、すでに結婚している立場から役立つ情報やアドバイスをもらうこともできる。

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