さらに「幹事長がどうこう発言して決まるものではないが、誰が考えてもなるほどと思う結論を見い出すことが大事」「このような事態なので、都民の皆さんに注意を喚起する意味でアルコール禁止の検討ぐらいはしっかりやる必要がある」と強調した。
「菅首相は何が何でも東京五輪・パラリンピックを開催し、盛り上がれば、秋の衆院選挙に勝てると信じ込んでいます。衆院選挙で勝てば、国民から信任されたと自民党の総裁選で再選できる。そうシナリオを描き、猛進しています。東京五輪を盛り上げるため、観客を入れての開催は絶対に譲れなかった。そして衆院選の前哨戦とされる都議選の情勢調査で自民党が圧勝の勢いという結果が出てさらに拍車がかかっています。犬猿の仲の小池都知事が率いる都民ファーストが都議選で失速し、大惨敗しそうなので余計に自信を深め、最近は小池びいきの二階幹事長の意見もあまり聞かない。しかし、猛進した反動で、五輪期間中に新型コロナウイルスの感染爆発が起こったら、即退陣に追い込まれることもあり得る」(自民党幹部)
「国民の命と健康が最優先」というフレーズがむなしく響く。
(AERAdot.取材班)