初公判では激ヤセしたへずまりゅう(ユーチューブより)
初公判では激ヤセしたへずまりゅう(ユーチューブより)
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「へずまりゅう」として迷惑系ユーチューバーとして人気を博していた原田将大被告(30)の初公判が6月22日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた。

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 愛知県岡崎市のスーパーマーケットで430円の魚の切り身をカネ払わず食べたという窃盗などの罪に問われた原田被告。

 黒いスーツ姿で現れ、Tシャツなどラフな格好で太っていたユーチューバー時代とは別人のようで、激やせという印象だった。
 
 この日の公判では原田被告がユーチューブに投稿した岡崎市の動画などが法廷で再生された。動画再生中、原田被告は突然、泣き始めた。そのうち嗚咽をもらし、動画が終わるまで号泣し続けた。

 被告人質問で原田被告は泣いた理由をこう語った。

「自分の動画ですが、直視できない。自分の中の黒い歴史。情けないです」

 そしてユーチューバーになり、過激な動画を投稿した動機についても語った。

「再生回数で上げて稼ぎたいと思って投稿を続けた。犯罪になるとは思わなかった」

「クリーンな動画では再生回数が増えなかった。過激な動画で再生数がアップしたので、それでやろうと思った」

「一番、稼いだ時は月に200万円くらい収入があった」

 過激な動画で再生回数を増やし、大きなカネを手にしていたことなどを明かした。

 スーパーで魚の切り身を食べ、窃盗に問われたことについて、原田被告の弁護士は「ただちに精算するつもりだった」と無罪主張。一方、併合して審理されている大阪市のアメリカ村の店に押しかけ、買った商品が偽物だと強引に交換させようした動画をユーチューブにアップし、威力業務妨害罪と信用毀損罪に問われたことに対しては、「間違いありません」と認めた。

 検察側は冒頭陳述では、2019年1月から原田被告はユーチューバーとして活動を始めたが、当初は再生回数が上がらず、稼ぎも少なかったと指摘。動画の再生回数を稼いで収入を得ようと、20年2月から他人に迷惑をかけ非難を集める(炎上動画)を投稿するいわゆる「突撃系ユーチューバー」として活動するようになった。

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月200万円を稼いだ日々