まず冒頭に教会の床で血まみれで倒れてる人がいて、この先に殺人事件が起きるというフラグを立てている。
韓国ドラマの中でも財閥ドラマは数々あったと思うが、このドラマは、ヒョウォン家の大豪邸の中に、本家である「カデンツァ」と分家の「ルバート」があり、ようは、そこの豪邸の中の財閥のもめごとを描いていく。だけど、それがすごいんです。
それぞれの家に、メイドと家庭教師が現れるのだが、ようは、ここが波乱の始まり。
後継者争い、恋愛、裏切り。混ざり混ざって進んでいくのだが、今までのドラマで起きたことがすべてアップデートされて問題となってくるのだ。
一つずつの事件はどっかで見たような気がするんだけど、それが更新されて「2021ver」になっていて、それがかなり巧みな構成と脚本で展開されていくので、止まらなくなる。
北野武監督の「アウトレイジ」は「全員悪人」がキャッチコピーだったが、まさにそれに近い。人間は勝手。結局自分のことしか考えない。全員自分勝手。自分のことだけ考えると、もう、それは「全員狂人」なのだ。
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