作品で出てくる殺人ウイルスは、新型コロナウイルスよりも猛毒なものですが、結局、本当に怖いのは人間なんですよね。欲深さ、差別、バイオテロを仕掛ける人。人間の方が罪深い。

 しかも、ウイルスは見えないものだからさらに怖い。そんな極限状況の中で、人間はどう戦っていくのか。愛する家族をどう守っていくのか。作品を通じて、そんなことを考えるきっかけになってもらえればと思います。

(構成/本誌・西岡千史)

※週刊朝日オンライン限定記事