スケートボード女子ストリートで西矢椛(13)が金メダルを獲得した。13歳10カ月26日で五輪のメダル獲得は日本代表で史上最年少。92年バルセロナ五輪の競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した岩崎恭子の14歳6日の記録を塗り替えた。
西矢は19年に世界最高峰のXゲームで準優勝。今年6月の五輪予選大会最終戦の世界選手権で2位に入り、日本勢5番手から逆転で五輪切符を獲得した。ダイナミックな滑りから高度なトリックを成功させる姿は13歳とは思えない堂々たるパフォーマンスだった。なかでも印象に残ったのが、常に絶やさない笑顔だった。決勝では表情が硬くなる選手が多い中、西矢は飄々としていた。金メダル獲得が決まると涙を流した「ギャップ」に視聴者も心をつかまれた。
SNS、ネット上では、「最年少13歳にもかかわらず最高のパフォーマンスとかわいいもみじスマイルに感動しました!(原文ママ)」、「西矢選手金メダルおめでとうございます!!楽しそうに競技してる姿がとても印象的で見てて自然に応援にも力が入ってしまった。そして13歳と聞いてびっくり次々若い選手出てくるなあ。ほんと頼もしい(原文ママ)」。「13歳で金メダル。ただ凄い。その一言に尽きる。予選から安定した素晴らしい内容だったし、決勝でも全くブレずに金メダル獲得とは。実力、メンタルと共に恐ろしい13歳だな。おめでとう!(原文ママ)」など絶賛の声が殺到。なかには「西矢選手、おめでとうございます。娘と同じ年齢で学年も一緒。予選では、楽しそうにしてるが、印象的でした。何か親目線で見てしまって、感動しました(原文ママ)」「娘と同い年だ。ほんとすごいなぁ。笑顔が可愛い(原文ママ)」などと同年代の娘を持つ親からの声も少なくなかった。
西矢は試合後のインタビューで、「メダルとか意識していなくて取れたらいいなぐらいで。取れてよかったです」と振り返り、「周りの人と楽しく滑ったり、新しい技をすることが魅力です。(目標は)世界で知らない人がいないぐらい有名なスケーターです」としっかりした口調で誓った。