2年前にソロ歌手としての活動をスタートさせた伊藤蘭さん。9月にはセカンドアルバムの発売とツアーも控える。ソロ活動をしたことで改めて感じたキャンディーズという存在、解散の意思を示したあの場所への思い、コロナ禍での生活の変化など、盛りだくさんでお届けします。
【写真】「伊藤蘭ファースト・ソロ・コンサート2019」での伊藤蘭さん
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──蘭さんは、2019年にソロシンガーとしての活動をスタート、ファーストアルバム「My Bouquet」をリリースし、コンサートや数々の歌番組に出演されました。一人で歌うことで改めて感じたことはありましたか?
キャンディーズの曲に関しては、やはりずっと3人で歌ってきましたし、ハーモニーが大事な曲も多いのでスー(田中好子)さんとミキ(藤村美樹)さんの存在は常に感じています。やはり3人は心強かったし安心でしたね。そういえば歌番組で乃木坂46やIZ*ONE(アイズワン)の方たちと一緒に歌ったときももちろん心強かったし、楽しかったです。グループっていいなと思います。
──キャンディーズの曲に改めて向き合ったことで気づいたことなどはありましたか。
新たな発見というよりは、当時の自分に戻ったような感覚でしょうか。年齢を重ねたぶんの何かは加味されていると思いますし、一人で歌うために、パートを変えたりもしていますが、イントロが流れたらもう、自然に当時のモードになっていますね(笑)。
──キャンディーズ時代の楽曲と、ソロ曲との切り替えは?
そこは特に意識することなく、楽曲の雰囲気に身をゆだねながら、自然に任せています。
──前回のツアーでは、コロナ禍の対策として、声援を送ったりすることなどができなくなりました。
はい。でもそのぶん、拍手ひとつ取っても、より一層思いを込めて届けようという皆さんの気持ちが伝わってきて感激でした。
──キャンディーズファンの熱量の高さは伝説的だと言われます。
感動的なコンサートにしていただけたと思っています。そんな客席の雰囲気、空気を肌で感じられるのが、ライブの醍醐味ですね。