──ご家庭でキャンディーズの曲を流されたりしていたんですね。
時々ですが、お客様がいらしたときなんかに、見たい、聴きたいということになると流したりとか。そういうときは、私はもう遠くのほうに逃げたりしますが(笑)。娘は一人で見たりすることもあったようですね。
──コロナ禍によって日常生活も大きく変わりました。一番大きな変化はどんなことですか?
そうですね……毎日調理をするようになったことでしょうか(笑)。どうしても仕事柄、外食なども多くなりがちだったので、ヘルシーな食生活になった気がします。そしてあまり手をかけずに作ろうとか、そういう工夫も楽しんでいます。
──得意料理は?
もう、鍋一筋で(爆笑)。
──(笑)。栄養バランスもいいですし、季節問わずおいしく食べられますしね。
そうでしょ! お鍋は一番いいんですよ。味の種類もたくさんありますし、お鍋ダイエットというものもあるみたいですしね。今年の夏も食べます(笑)。
──この期間に、新たに試したものなどはありますか?
「宅録」というか、自宅でもパソコンで手軽に音楽作業ができることを知ってそのセットを手に入れました。
──今は宅録の曲が大ヒットになるような時代ですし、いつか蘭さんの宅録曲が収録されたりするかもしれません。
アハハハ、さすがに今はまだ無理ですが、そういう遊びができたら楽しいかもしれませんね。まずはその技術を身につけないと!
(構成/本誌・太田サトル)
伊藤蘭(いとう・らん)/東京都生まれ。1973年、田中好子、藤村美樹とともに「キャンディーズ」としてデビュー。78年の解散以降は俳優として活躍。2019年、ソロとして歌手活動を再開、21年9月1日にセカンドアルバム「Beside you」を発売。キャンディーズの曲満載のコンサートツアーもフェスティバルホール、日比谷野外大音楽堂などで開催予定。
※週刊朝日 2021年8月6日号