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野球日本代表「侍ジャパン」が金メダルを獲得した東京五輪。話題になったのは選手たちの奮闘だけではない。試合の解説で評価が急上昇したのが広島、阪神でプレーした野球評論家の新井貴浩氏だ。韓国戦の試合中にSNSのトレンドワードとして、新井氏の解説が話題になるほどだった。
【写真】侍ジャパンで最もかっこいいバッティングフォームはこの選手
「新井さんの解説は聞き心地がいい。選手に対する尊敬の念が強く、ネガティブなことを言わない。話しすぎず、的確にポイントを押さえた解説をする。シーズン中ではTBSで解説していますが、選手の反応、変化などに対して瞬時に気づく洞察力が凄い。韓国戦でも6回に5番の金賢洙が適時打を打った場面の前に、『この打席は踵(かかと)体重ではないですね』と単打狙いに切り替えたことを指摘しています。日本だけでなく、他の国際試合も熱心に見ているから選手の変化を察知することができる。勉強熱心で謙虚。スタッフ一人一人に対しても丁寧に対応しますし、プロ意識の高さを感じますよね」(テレビ関係者)
SNS上でもと称賛の声が相次いだ。
「決して選手のことを悪く言わない。必ず良いところを言ってくれる。それも両チーム公平に。変に受けを狙ったりせず、常に落ち着いた穏やかな話し方。きっととてもいい人なんだろうなと思える。人柄の出た解説だと思う」
「意外な方向からだが、新井が評価されるのは嬉しい。こんな人柄だからベテランにも後輩にも慕われるし、可愛がられるんだよね。解説者もいいけど、いつか広島の一軍コーチやってほしい。新井がチームにいるだけで、雰囲気がグッと良くなる」
「新井さん広島を助けてください。侍ジャパンにはたくさん選ばれているのにチームは全く機能していません。あなたが監督になって戦う意識を取り戻させてください」
そして指導者としての復帰を望む声が多いのだ。新井氏が現役時代の16~18年にリーグ3連覇を飾った広島だが、近年の戦いぶりにその面影はない。