「プロになることがゴール」ではなく「マイルストーン」という認識が頼もしい。その視線の先にあるのは、なでしこジャパンか。それとも海外のビッグクラブか。
WEリーグと両輪の関係にある代表チームも、オリンピックを終えて、新たな挑戦を始めなければならない。オリンピックの1年延期で、次回の女子ワールドカップまで準備期間は短くなった(本大会は2023年。オーストラリアとニュージーランドの共催) 。予定通りのスケジュールであれば、来年にはアジア予選が行われる。
原稿執筆段階では、監督人事を含めて、体制は未発表。この夏、足りなかったものが何か。2年後(あるいは3年後のパリ五輪)までに克服可能な課題は何か。それらを整理し、もう一度、世界一を目指してほしい。(文・西森彰)