それでも良くならない場合は泌尿器科への受診が必要になる。
「排尿の機会は1日7~10回と多い。尿失禁は生死にかかわる病気ではないとはいえ、ふさぎこんで、うつになってしまう恐れがあるなど、QOL(生活の質)に直結します。いつもと違う排尿があった場合にはどんな漏れ方をしたかなど、自身の排尿習慣に少し気を留めてみてほしい」
そこまで深刻ではないが、ちょっとした尿漏れであれば、下着を変えることでストレス軽減が図れる。下着メーカーのグンゼは、男性の尿漏れや尿染みに対応するボクサーブリーフ「NEXTYLE(ネクスタイル)」を2017年から販売。
「抗菌、防臭加工で尿のにおいを防ぎ、生地の内側には染みを出しにくい撥水加工を施しているので尿の染み出しを防ぎます。発売してからリピーターの購入者も多いです」(担当者)
(本誌・秦正理)
※週刊朝日 2021年10月1日号より抜粋