「インタビューなどを読むと、仕事にはとてもひたむきに取り組んでいます。例えば、共演者と会う前に相手の情報収集をして、『この間の番組見ましたよ』とか『インスタ見ました』と話しかけて、番組をやりやすい雰囲気をつくることを意識しているそうです。また、昨年10月放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、泥まみれの海に落下したエピソードについても、前向きな姿勢を感じました。いわく、『頭から泥水に突っ込んだんですけど、泥水って後になって耳から出てくるんだなって、初めて知りました(笑)』と楽しそうに答えていたんです。女子アナなのにここまで体を張ると好感がもてます」(同)


■芸人とのリアルなキスシーンで話題に


 根っからのズボラで、体当たりの企画もこなす……その気質はどこからくるのだろうか。鷲見玲奈は過去に「子どもの頃は男子のような振る舞いをしていた」と明かしている。

「子どもの頃は兄と弟がいたこともあって男子と遊ぶことが多く、兄の服を着たり、髪も短かったそうです。小学校の6年間はサッカー、中学校の3年間はバスケットボールをしていて、真っ黒に日焼けしていたとか。高校になってオシャレに目覚めたそうですが、そんな子ども時代の話を聞くと、いわゆる女子アナらしくない仕事も意外と性に合っているのかもしれません。フリーになったばかりですし、お高くとまらず一生懸命やっていれば応援してくれる人はいると思いますし、いつしか一周回ってその全力さが好感に変わるような気もします」(同)

 TVウオッチャーの中村裕一氏は、鷲見アナの魅力をこう分析する。

「彼女の魅力は、なんといっても混じり気のないナチュラルさ。先日放送された『新しいカギ』(フジテレビ系)のコントで披露したチョコレートプラネット・松尾駿とのキスシーンはかなり衝撃的だったと思いますが、結果的に彼女の株を大きく上げました。『そこまでやらなくてもいいのでは?』との声もあるかもしれませんが、彼女の場合は“やらされている感”がなく、むしろ心から楽しんでいる。それが高い好感度につながっていると思います。インスタの投稿も頻繁にしており、ファンとの距離も常に意識している。最終的にどこに着地するのかは分かりませんが、この人気はまだまだ続いていくことは間違いないでしょう」

 競争が激化する女子アナ界で、早くも自分の立ち位置を確立しつつある鷲見アナ。意外と息の長い活躍が期待できそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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