
――所属するKing & Princeはデビューから5年目に突入した。グループの進化をどう捉えているのだろうか。
高橋:デビューから4年が経ち、パワーが上がっています。特に6月にリリースしたアルバム「Made in」のリード曲「ichiban」で新しい強みができたと思っています。「ichiban」はパワフルなダンスが前面に出た曲で、リリースする時はメンバーと「King & Princeの王道アイドルである部分を好きなファンがどう思うかはわからないけど、認めてもらえるように頑張ろう」と話し合って、練習、リハ、ひとつひとつの歌番組に対して今までにないぐらいの気合で臨みました。部活みたいな感じでしたね(笑)。結果、受け入れてくれる人がたくさんいて、すごくうれしかったんです。今まで「この方向で大丈夫かな」という不安も感じながらいろいろな曲に挑戦してきましたが、霧が晴れた感じがしました。King & Princeはガツガツ踊ってもいい。あの曲によって、グループの核が増えたと思っています。
■ダンスが武器になった
――自身は、幼稚園からダンスを始め、全国大会で優勝した経験がある。
高橋:得意なダンスでグループを引っ張っていけたらいいなという気持ちはずっとありました。ただ、王道のアイドルとしての面も強かったし、事務所に入ってからダンスを始めたメンバーもいるので、ダンスがグループの武器になるとは思ってなかった部分もありました。ダンス経験者の(平野)紫耀と僕が別の軸で魅力を出せたらいいなと思っていたんです。いま、みんながダンスパフォーマンス力をすごく上げて、「ichiban」が認められたことは誇りに思います。特に神宮寺(勇太)の成長はすごいと思います。
■キンプリには嘘がない
――ニューシングル「ツキヨミ/彩り」でそれはさらに進化できたと考えている。
高橋:King & Princeの今の二つの武器を最大限に生かしたシングルです。「彩り」は「ボーイフレンド降臨!」の主題歌で、ドラマのストーリーにも沿った温かくて愛のあるすてきな曲。紫耀くんのドラマ「クロサギ」の主題歌「ツキヨミ」はラテン系です。「ichiban」はパワフルでしたが、「ツキヨミ」は大人の色気がすごくあります。King & Princeは「次はどんな感じでくるんだ?」と予想してくれていた人を驚かせられる音楽性とダンスパフォーマンスだと思います。今回も気合が入りました。シングルを出すたびに、自分たちの色が広がっていくのはうれしいです。