眞子さま(C)朝日新聞社
眞子さま(C)朝日新聞社

 また、中央日報(日本語版)は「『空気』を読まない日本の皇女」というタイトルの論評を掲載。「『空気を読むこと』は日本人の美徳であり限界だ。山本七平という学者は『空気の研究』という本で空気を『個人の選択を制約する見えない強力な力』と規定することもした。このような空気を読まないことを決めた皇女の選択を応援したい。停滞した空気に囲まれたような日本社会にも、皇室にも変化が必要な時が来たことを知らせる信号も同然だからだ」と眞子さま結婚にエールを送っている。

「韓国は皇室制度がないので、『なぜ日本国民が眞子さまと小室さんに対して厳しい視線を向けているのか』を表面的にしか理解していない人が多いと感じます。海外のメディアに誤解されているのは皇室に批判的な人たちが、眞子さまと小室さんの結婚に反対しているという解釈です。そうではなくて、皇室を支持しているからこそ、小室さんは自身と母に関する疑惑についてしっかり説明責任を果たすべきだと考えている。この論点が抜け落ちてしまっている。皇族の活動や小室さんの警備費は税金で賄われているため、日本国民の多くは『自由恋愛だから許されるという問題ではない』と捉えている。もちろん、結婚に関して様々な意見がありますが、一方的に日本国民が悪者にされる論評には違和感を覚えます」(大手雑誌編集者)

 結婚が発表されたが、祝福ムードには程遠い。国民の理解を得られる日は来るだろうか。(安西憲春)