
■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★
孤島の高級レストランという空間の息苦しさの中、喰い意地の張るグルメを皮肉り、腕の良い料理人の傲慢を皮肉って見る者の感情を逆なでする。食べ物を扱う映画としては異色すぎるホラーもので、面白いけど気色は悪い。
■大場正明(映画評論家)
評価:★★★★
高級レストランと料理を通して、現代消費社会における格差や労使関係、虚栄、粉飾、強欲などを巧妙かつ痛烈に風刺するブラックコメディ。あの「コックと泥棒、その妻と愛人」に匹敵するような斬新な発想と表現が刺激的。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★
この作品ぶっ飛んでるぜ! 見終わってから話が止まらない。シェフ狂ってるけど言ってることも一部正論。いろんなお客様いるなぁ。最高! 見終わってからすぐお世話になっているシェフにいつもご馳走様のメールしました。
■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★
ルイス・ブニュエル作品を思わせる不条理劇。倫理劇でもあるのだろうが、エスカレートしていく過程についていけるかが評価の分かれ目だろう。俳優陣が良いのと美術が素晴らしいので、その点では十分に見応えあり。
(構成/長沢明[+code])
※週刊朝日 2022年11月25日号