こんな世の中をどう生きればいいのか。ryuchellさんが今の思いをつづった著書を出した。「すごく素敵な人」と敬愛する実業家・ひろゆき氏との初対談がオンラインで実現した。AERA 2021年10月18日号から。
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──ここ数年、SNSやYouTubeなどを通して育児や多様性に関する考えを発信し、注目を集めているタレントのryuchell(りゅうちぇる)。9月30日には所属事務所を退所し、自身が代表取締役を務める「株式会社比嘉企画」に所属することを発表。新たな環境下での最初の一歩は、自身初となる著書の刊行だ。タイトルは『こんな世の中で生きていくしかないなら』。過去の苦悩や、不透明な時代を生き抜く術が、飾らない言葉で綴られている。
そんなryuchellが今、羨望の眼差しを向けるのが実業家のひろゆきだ。今回、ryuchellからのラブコールに応えてリモートでの初対談が実現。ひろゆきに思いの丈をぶつけた。
ryuchell:はじめまして。お時間を作ってくださってありがとうございます!
ひろゆき:いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。
ryuchell:僕は物事の根本をしっかり見つめて発言するひろゆきさんの姿が大好きなんです。変な言い方ですけど、すごく芯の通ったことをヘラヘラしながら言うじゃないですか。
ひろゆき:ヘラヘラって(笑)。
ryuchell:人前に出て発言する際に意識していることはありますか?
ひろゆき:何かを説明する時は、中学生でもわかる言葉で話すようにしています。なるべくわかりやすい言い方をして、相手に理解してもらったほうが話も早いし。
■アンチを作らない
ryuchell:僕はメディアで発言する時、敵を作らないようにいつも意識しているんです。アンチの人から心ない言葉をかけられることもあるんですけど、そういう相手にも感情的にならないように気をつけています。
ひろゆき:意識してやっているんですね。本性は結構違う?
ryuchell:はい、めっちゃ性格悪いです(笑)。だからこそ愚痴とか文句を自分の中にためこまず、文章などで吐き出すようにしていて。ひろゆきさんはいつでも物怖じせずに発言していますが、怖くないですか?
ひろゆき:ちゃんと話を聞いてくれる人であれば、こちらがきちんと説明すれば理解してもらえると思いこんでいるんです。だから、話を聞いてもらえなくて誤解されたり、敵意を持たれたりすることは大して気にならない。こちらではどうしようもないことですから。