報道によると、巨人・山口寿一オーナーが今月23日、原監督に続投要請を行い、内諾を得たことを明かした。原監督は今季が3年契約最終戦で去就が注目されたが、来季も指揮を振るうことが決定的となり、足掛け16年目の長期政権となる。

 勝利に徹する指揮官はドライだ。リーグ優勝奪回に向け、今オフは現有戦力の底上げや戦力補強に向けてフロントと密に話し合いを進めていく事になるだろう。その中で注目されるのは中田の処遇だ。スポーツ紙デスクはこう分析する。

「今季は一塁のレギュラーをなかなか固定できなかった。新外国人のスモークが6月中旬に退団し、ウィーラーも調子を落とした。ベテラン・中島宏之は勝負強い打撃が健在ですが、常時出場するのは厳しい。このような状況だったので中田にチャンスが巡ってきましたが、今オフは一塁を守れる強打の助っ人を補強するでしょう。中田はレギュラーどころか、1軍も保証されていない立場になる。まだ32歳と老け込むような年ではない。体のコンディションを万全にしてはい上がってほしいですね。 

 過去に打点王を3度獲得し、侍ジャパンでも4番を務めた実績があるが、選手層の厚い巨人は結果を出さなければ見切りをつけられるのも早い。来季は中田にとって選手生命をかけた大事な1年になりそうだ。(桜庭嘉男)

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