小室さんの就職先である弁護士事務所は、ニューヨークの中心に位置するマンハッタンにオフィスを構えている。
「アメリカには弁護士のランキングがあり、例えば、チェンバース(Chambers)やベスト・ロイヤーズ(Best Lawyers)のランキングに、小室さんが就職する事務所に所属する弁護士もランクインしています」
弁護士になってからも、アメリカのリーガルドラマ『SUITS/スーツ』のような実力主義の環境が待っているという。
「日本の弁護士は裁判で法廷に立つことも多いですが、小室さんが就職する事務所は法人向けの業務を主にしているので、めったに法廷には立たず、企業とやり取りするほうが多くなると思います。M&Aなど大きな案件が入った時は非常に忙しくなるでしょう」
アメリカでは、トップクラスの弁護士になると、タイムチャージ(1時間あたりの請求額)が10万円を軽く超える。
「日本円に換算すると非常に高いように感じるのですが、マンハッタンの弁護士では珍しくありません。ただ、若い弁護士のタイムチャージの額は、そこまではいきません」
物価の高いニューヨーク。マンハッタンで暮らすとなると、家賃だけでも30万円(リビング+ベッドルーム)はくだらないという。
山中弁護士が知る限り、マンハッタンの法律事務所で企業を相手にするビジネス弁護士で、日本とニューヨーク州の両方の資格を有する日本人は10人もいないという。
「私がニューヨークにいた時、母国には帰りたがらない中国人がかなりいました。外国人がアメリカに残るには結果を残さなければならないので、相当努力していましたし、優秀でした。小室さんも、彼らと似たような覚悟は持っているのではないでしょうか」
26日の会見では、小室さんの留学先であるフォーダム大学が公式サイトで「プリンセス・マコのフィアンセ」と紹介していたことについて質問され、小室さんは「皇室利用をしたという事実はありません」と文書で回答。サイトに掲載されたのは、大学の判断だったと説明した。本人に皇室利用の意図がなくても、弁護士になってからも「元皇族の夫」として一目置かれることにあるのだろうか。