「以前、『女優としての目標』についてのインタビューで、生駒は『毎年休むことなく、お仕事を続けられたら、それがいちばん』と答えていました。また、別のインタビューでも『これまで休むことに後ろめたさを持って活動してきて、仕事を休んだら消えてしまうんじゃないかという恐怖があった』と明かしていました。現場以外でも仕事のことを考え、移動中や自宅でも台本を手放すことができなかったとか。こうした意識がある上に努力家だからこそ、10年間も芸能界で活躍できるのでしょう。人間性も含めて、安心して見られる女優として真っすぐに成長していくと思います」(同)

■アイドル時代は「記憶から消えた」

 また、生駒は大学への進学を真剣に考えていると情報番組で語ったこともある。「何か学びたいことがある?」という質問に、「芸術のことを学びたくて。カメラとか、文章書くのとかを勉強したい」(「スッキリ」2020年3月31日放送)と話していた。過去にラジオ番組で、多忙なアイドル時代を過ごした頃の自分について「記憶から消えた10代」と表現していたことも。高校1年生で秋田県から上京し、芸能活動中心の生活を過ごす中で失ったものも多かったようだ。女優としてさらなるステップアップのため、教養を学ぶ機会を取り戻そうとしているのかもしれない。

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、そんな彼女の魅力と今後についてこう語る。

「『真犯人フラグ』第1話では、駅のホームで西島秀俊演じる主人公の腕にいきなりつかまり一方的に話しかけ去っていき、第2話では葬儀社の社員であることが発覚。それぞれ短いシーンでしたがインパクトを残し、その演技力の確かさを披露しました。乃木坂46在籍中にインタビューをしたことがあるのですが、すでに絶大な人気だったにもかかわらず、自分を取り巻く状況を冷静に、客観視している印象がありました。早くから自身のキャリア形成について考えていたのでしょう。卒業後は積極的に舞台に立ち、自らの演技力をブラッシュアップ。現在の活躍も、設定した目標に向かって準備を整え、努力を重ねた結果なのでしょう。彼女ならきっとこれからも浮足立たず、地に足をしっかりつけた活動を続けていくと思います」

 テレビだけでなく、舞台活動にも積極的な生駒。地道に経験を積み重ねれば、さらなる飛躍が期待できそうだ。(丸山ひろし)

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