小沢健二、幻の1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』再発盤&ニューシングルを同時リリース
小沢健二、幻の1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』再発盤&ニューシングルを同時リリース
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 小沢健二の1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』の再発盤と、ニューシングル『飛行する君と僕のために/運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)』が、2021年12月22日にリリースされる。

 Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の劇中で多数の曲が使用され、90年代当時を知らない若い世代にも深く響いている『犬は吠えるがキャラバンは進む』。同映画では、森山未來が演じる主人公が愛聴しており、伊藤沙莉が演じるヒロインのペンネームはアルバムの略称「犬キャラ」。アルバム収録全8曲のうち7曲が劇中で流れ、ストーリーの中で重要な役割を果たす。

 本アルバムは1997年に『dogs』と改題され、デザイナー平野敬子が手掛けた新ジャケットで再リリースされたが、ジャケットで使用されている特殊なカラープラスチック板が2000年代に生産中止となったため『dogs』は生産中止に。配信もされていないため、長く幻の名盤となっていた。

 今回発売される再発盤は、オリジナルの『ボクたちはみんな大人になれなかった』の全曲を1/2インチアナログマスターテープから原音に忠実にリマスタリングし、小沢自身が特殊パッケージをデザインした限定盤。デザインには1993年の録音時に使用された全曲の手書き歌詞カードが用いられている。

 さらにこの再発盤には「天使たちのシーン」のライブ音源を収録したCDが付属する。これは1995年5月9日に行われた日本武道館公演のもので、演奏自体は当時VHSとLDで発売された映像作品『VILLAGE “the video”』に収録されたものと同じだが、今回リリースされる音源は48チャンネルのアナログテープで録音されたものを1995年にミックスダウンした、未発表の秘蔵音源。26年前の小沢とバンドメンバーが大編成のストリングスと奏でる、神がかった演奏を高音質でくっきりと聴くことができる。

 同時にリリースとなるニューシングルには、ステージでは2016年から演奏されておりファンの間で人気の高い「飛行する君と僕のために」のスタジオ音源と、歌詞が女性の視点から描かれており、幾度もの転調が織り込まれた軽やかな曲調も新機軸の新曲「運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」が収録。CDパッケージは小沢自身のデザインによる特殊仕様で、守本勝英が撮影した小沢のポートレートをリソグラフで加工した美しいアートワークが添えられている。

◎リリース情報
アルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』
2021/12/22 RELEASE
<完全生産限定盤(2CD)>
TYCT-69220/1 / 5,500円(tax out)

【CD DISC1】
01. 昨日と今日
02. 天気読み
03. 暗闇から手を伸ばせ
04. 地上の夜
05. 向日葵はゆれるまま
06. カウボーイ疾走 
07. 天使たちのシーン
08. ローラースケート・パーク

【CD DISC2】
01. 天使たちのシーン(Live 1995)

シングル『飛行する君と僕のために/運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)』
2021/12/22 RELEASE
<完全生産限定盤(CD)>  
TYCT-39167 / 1,900円(tax out)

【CD】
01.飛行する君と僕のために
02.運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)
03.飛行する君と僕のために Instrumental
04.運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)Instrumental

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