「体が冷えやすい人は、無意識に体が冷えやすいものを食べている」(同)。生ものを避け、氷が入っていない常温の水を飲むようにする。刺し身は、体を温めやすいスープや汁物と一緒にとる。そうすることで、冷えが緩和されるという。

 テレワークや在宅勤務で、運動不足ぎみになっている人が増えている。ランニングやウォーキングを毎日30分から1時間、習慣化するといい。それで筋肉量の低下を軽減できるという。

 入浴はシャワーで簡単に済ませる人が少なくない。しかし、湯船にしっかりつかってほしいという。38~40度くらいのぬるめで約15分間を川崎さんは勧める。一方、湯温が42度以上になると体の交感神経のスイッチが入りやすくなり、眠れなくなることも。炭酸の入った入浴剤を使うのもいい。炭酸が血管を拡張させて、体がかなり温かくなると指摘する。

 湯船につかることのメリットとして、(1)温める、(2)水圧効果、(3)浮力効果を挙げる。水圧は血行を良くすることから、シャワーで得られない恩恵がある。

 睡眠は体を回復させるのに大切だが、体が冷えていると寝つきも悪くなる。寝る際は体の中心部の温度を下げ、手足から放熱させる。手足が冷えやすい人で、靴下をはいて寝る人もいるが、これは放熱を妨げてしまうという。川崎さんは、寝る前まで靴下をはいてもいいが、寝る際は足首だけのレッグウォーマーにするといいと話す。湯たんぽを使う人は直接足に当てず、布団の端に置くといいそうだ。

 こうした生活習慣を見直すことが温活で、個人により違いがあるが、2~3週間くらい試してみると習慣になってくる。そうすると、「冷えにくくなったと感じられるようになり、意識が変わることが冷え改善につながる」と川崎さんは話している。(本誌・浅井秀樹)

週刊朝日  2022年11月11日号

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