去就に注目が集まる浦和のユンカー
去就に注目が集まる浦和のユンカー
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 川崎の連覇で幕を閉じたJ1リーグ。長いシーズンの疲れを癒す間もなく、各クラブはすでに来季へ向けた戦力整備並びに補強に動いている。そこで注目したいのが、助っ人選手たちの動向である。母国ブラジルからの複数オファーが取り沙汰されていた川崎のFWレアンドロ・ダミアンの残留は決定したが、他にも「移籍すれば勢力図が大きく変わる」助っ人たちは多くいる。

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「残留熱望」の報道も移籍の噂が消えないのが、浦和のデンマーク人FWキャスパー・ユンカーだ。今年5月にJデビューから公式戦4試合連続ゴールを決めた“救世主”ストライカー。優れたスピードと得点感覚、高い戦術眼と献身性も持ち合わせ、サポーターからの人気も非常に高い。その中で神戸からの高額オファー提示やヨーロッパの複数クラブから関心を寄せられているとされたが、果たしてどうなるか。来季も無事にレッズのユニフォームに袖を通すのだろうか。

 神戸の司令塔として活躍するスペイン人MFサンペールにも、欧州リーグ復帰の可能性が取り沙汰されている。バルセロナ時代の“先輩”イニエスタからの直電で2019年に神戸に加入。当時は度重なる故障の影響でトップフォームを崩していたが、来日後はラ・マシアで培った技術と戦術眼で数々のパスを繰り出し、試合出場を続ける中で完全に調子を取り戻した。年齢的には来年1月に27歳で、選手として脂が乗る時期。神戸としては不可欠な戦力であり、残留へ向けて全力を尽くしたいが、最終的には本人の意志に委ねられる。

 同じ神戸では、ブラジル人FWドウグラスの動向も注目される。「弾丸ヘッド」に代表される強靭なフィジカルと高い得点能力を持つ大型ストライカー。2010年の来日以降、徳島、京都、広島、清水、神戸とJ5クラブを渡り歩き、21試合7得点だった今季も含めて通算9シーズンで計89得点(J1で53得点、J2で36得点)をマークした実績を持つ。ただ、現在は大型補強を続けるチームの中で重要度は低くなっている。今季までとされる契約を延長しなければ、他クラブが放っておかないだろう。

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退団した助っ人たちの動向にも注目